【経済の教室】第1章「経済ってなんですか?」P12~25
今、「経済の教室」という書籍を読んでいるのですが、
アウトプットする機会がないので、
メモ代わりに簡単にまとめたものをエントリとして書いていこうと思います。
更新頻度はかなり低いです。
読む時間もエントリを書く時間もないのだ!という言い訳。
それじゃあさっそく。
経済学って何?
希少な対象について考える学問
以下の3つを使って問題を整理し、理解し、リアクションを考えるのが「経済学」
- 希少性
- インセンティブ
- ノーフリーランチ
希少性
そのまま、少なく希っていう意味。
希少な対象
例えば、みんなが欲しがるモノがあったとして、それを「タダ」にした場合。
みんなが欲しがって足りなくなってしまう、
つまり、タダだと足りないモノを「希少な対象」という。
タダでもまだまだ余るものは希少ではないということ。
希少なモノ → お金
希少じゃないモノ → 空気(宇宙では希少なモノ)
みたいな感じ。
なぜ希少なものが対象なのか
希少じゃないものは自由に持っていってもらえばいいだけ、
だから面倒なことを考える必要はない。
希少なものは、みんながみんな自由に持っていくとモノが足りなくなってしまう。
手に入れられる人、入れられない人が出てくるので、
「個々人が希少なモノを効率的に手に入れるには?」
「誰の手に渡れば社会全体にとって効率的(お得)か?」
という問題を考えるのに経済学が活躍する。
経済学では「一番効率的な状態」を基準にすることで、
「今はどのような状態か」を考える。
「一番効率的な状態」が分かっていれば、物事を判断する際に基準にすることが出来る。
インセンティブ
直訳すると「誘引」、他には「刺激」「動機」など。
「人々はインセンティブに反応する」というのは、
「人々は損得勘定にもとづいて行動する」と言い換えてもいい。
例えば、お店でご飯を食べるか迷った場合、
便益(得)…美味しい、という満足感
費用(損)…支払う代金
を比較し、満足感(便益)の方が大きい場合に、
「この行動(代金を払ってご飯を食べる)にはインセンティブがある」という。
便益というのは、「便利で(都合がよく)、利益がある」という意味。
上記では「費用=代金」としているが、
費用というのはお金だけとは限らない。
ダイエット中の場合は、「太る」というのも費用に含まれる。
損得を比較し、行動すべきかどうかを分析することを、
経済学では「費用・便益分析」という。
この考え方は何度も使用するので大事!
「得>損」の場合にインセンティブがある、
そうでなければインセンティブはない。
人々の行動はこの考え方で選択される。
経済学は複雑な世の中をできるだけシンプルに整理、分析しようとする学問。
ノーフリーランチ
「ノーフリーランチの法則」という考え方。
「タダでいい思いはできない」
「タダ飯(フリーランチ)はない」という意味。
人がインセンティブにしたがって行動すると、
世の中にはフリーランチがなくなる。
ここでも例を参考に分かりやすく書いてるのですけど、
ちょっと書くのが面倒なので本当に簡単にまとめると、
「おいしいチャンスはめったにない、あってもすぐなくなる」ということ。
たとえば、「他県で10円で買ったものが東京で100円で売れる」という「おいしいチャンス」があっととしても、
他の人も同じことをすると他県でモノが品薄状態になり希少なモノとなるので値段が上がる。
東京では「いつでも手に入るモノ」となってしまうので値段が下がる。
結果、他県と東京での価格差が少なくなってしまうのでその分利益も出なくなる。
ちなみに、モノを右から左に流すだけで儲かる商売、
他県で10円で買ったものを東京で100円で売るというような儲け方のことを、
「アービトラージ(裁定取引)」という。
アービトラージ(裁定取引)で儲けることは一時的にしかできない。
トレードオフ(交換条件)
タダでいい思いはそうそうできない以上、
便益が発生することには、必ず何らかの費用が発生する。
トレード(交換)しようとしたらm何かをオフする(手放す)必要があるということ。
とりあえずここまでー
結構そのまま書いてしまっている部分もあるけどいいのかな?
- 作者: 飯田泰之
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